軽自動車の歴史

[ 2014年12月16日 更新 ]

昭和40年代  軽自動車検査制度の創設

自動車保有台数の増加がもたらした社会的ひずみ

自動車保有台数の急激な増加は、交通事故死者の激増、自動車交通に起因する深刻な排気ガス汚染といった深刻な問題ももたらしました。年間交通事故死者数が1万人を突破し、社会問題としてクローズアップされたのが昭和34年(1959年)でした。昭和46年(1971年)の交通事故死者数は1万6,765人を数えました。
自動車交通事故関係統計

自動車交通事故関係統計

さらに車社会がもたらしたもうひとつの問題は、自動車排気ガスによる公害でした。都市における慢性的な交通渋滞や排出ガスによる環境の悪化は、自動車に待ったなしの対応を迫り、軽自動車を含む自動車に対し排出ガス規制が導入されることとなました。

おりしも、昭和38年(1963年)7月、わが国初の高速自動車国道「名神高速道路」が、兵庫県・尼崎と滋賀県・栗東間の71kmで一部開通し、全国の高速道路網整備の幕開けのときでもありました。このように、国民は車社会の便利さを享受する一方で、交通事故や排気ガスといった問題と向き合っていかなければならない時代に入り、軽自動車使用過程車に対する検査の必要性も指摘されるようになりました。

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